29.たそがれホテル -ヘミングウェイ夫人の面影によせて-
作詞:イルカ
作曲:イルカ
おだやかな昼下がり グラスを陽射しに翳して
虹を見ているあなた
季節はずれのホテル 誰もいないサン・ルーム
話かければやさしいまなざし
ロブスターが眠る カリヴの水平線
三日月が沈むまで あの人と過ごした
そんな話をする時 瞳がうるんでた
たそがれホテルの女主人
額に飾られた白い船に乗って
いつか帰る人待ってる
パイプもひげそりも机のペン立ても
本のページさえそのままに
その中でただ一つ 時計だけが動くけど
あなたにはかなわない あんな愛をつかむまで
貝殻やサンゴを窓辺に並べて
海をいつまでも見詰めてる
たそがれホテルの女主人
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